*「紛争の被害者を平和構築の担い手に」JCCPはアフリカ・中東の平和構築を支援する認定NPO法人です。

紛争管理研修

<2018年12月更新>

JCCPは現地の若者に対して「紛争管理研修」を行い、紛争を予防・解決できる次世代のリーダーを育成しています。

研修の実施により、参加者は紛争を平和的に解決するスキルを身につけています。実際に研修を受けた若者が地域で起きた争いを仲裁し、暴行に至る前に防ぐなどの活躍をしています。これまで喧嘩を見ても他人事と無視していた若者が、積極的に仲裁に入るようになるなど、彼らの意識も変わってきています。

紛争管理研修1.png   紛争管理研修2.png


研修の様子

JCCPが行う研修では、参加者が積極的に発言し、参加するよう促します。研修でどのようなことを行っているのか、一例を紹介します。

「コンフリクト・ツリー」

コンフリクトツリー.png参加者はグループに分かれ「紛争とはなにか」や「暴力とはなにか」について考え、分析します。分析方法のひとつとして、グループで「コンフリクト・ツリー(=紛争の木)」を描くというものがあります。これはひとつの紛争の事例に対して、「根っこ」の部分に紛争の原因を、「幹」に争点となる紛争を、「葉」に紛争による影響・結果を書きます。

左の写真は、土地問題をテーマにしたコンフリクト・ツリーです。「土地問題の原因はなに?」という講師からの問いに対して、「法整備がないこと」や「誤った情報」といった彼らの考える原因が根に書き足されています。「紛争の結果どのような事態に至るか?」という問いに対しては、「トラウマ」や「死」といった回答が葉に書かれました。この取り組みにより参加者は視覚的に紛争について捉え、原因と結果を冷静に整理した上で、分析することができます。



紛争を分析した後は、どのようにしてその紛争を解決するのかを、参加者が考えます。このような過程を経ることにより参加者は自ら紛争について分析し、平和的に解決する方法を学ぶことができます。

コンフリクトツリー2.png   コンフリクトツリー3.png


JCCPは避難民や地元住民を対象にして、争いを平和的に解決する意識を広めるための啓発活動も行っています。単に講義を行うのでなく、参加者がグループになって議論や意見交換をするなど、自発的に意見を述べるよう工夫しています。



啓発活動の様子

ある啓発セッションでは、JCCPの現地スタッフが、避難民キャンプに暮らす人々の間でいさかいが起こる一部始終を実演します。そして「この劇から気づいたことはありますか?」と問いかけ、参加者から意見を募ります。このような気づきを通して、参加者は、日々身の回りに起きている紛争の原因や解決方法について、客観的な視点で考えるようになります。

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