*「紛争の被害者を平和構築の担い手に」JCCPはアフリカ・中東の平和構築を支援する認定NPO法人です。

民族の共存レベルの調査分析

<2018年12月更新>

民族融和度調査01.pngJCCPでは、多民族の平和的共存と関係改善のレベルを定量化して測るために、「民族の共存レベルの調査分析」を行っています。具体的には、平和的共存を以下の3つの要素に分類します。

(A)コミュニティの平和的紛争解決のキャパシティ 
(B)社会的一体性
(C)紛争・緊張関係の緩和

そのうえで、各要素の変化の測定に必要かつ入手可能な指標を測定します。例えば、「(A)コミュニティの平和的紛争解決のキャパシティ」では、紛争管理研修を受けた次世代リーダー等が実際にコミュニティ内で起こった紛争を解決した数などを指標としています。また、「(B)社会的一体性」では、異なる民族間の交流や意識の変化を測定します。具体的には、住民間で物の貸し借りをするようになったかなどを指標として設定しています。
これらの指標について住民への聞き取り調査を行ってデータを収集し、その変化を見ることで民族の平和的共存のレベルを測っています。


調査結果の例

平和的共存の取り組みの効果を測定した結果は、事業の質の評価とさらなる改善に活用しています。例えば、2017年から2018年までに行われた事業について、事業開始前(青色のグラフ)と事業終了後(赤グラフ)の変化を測定した結果が以下です。事業開始前に比べ、終了後の方が現地の争いの状況や民族間の関係が全体的に改善していることが分かります。逆に成果が上がっていない部分は、その理由を分析し、事業の改善に役立てています。

グラフ01.pngグラフ02.pngグラフ03.png


※A-1: 平和に関する訓練・啓発を受けた人の割合、A-2:紛争が解決された割合、B-1:意識の変化、B-2:行動の変化、
C-1:コミュニティ内の紛争の数/月、C-2:治安が原因でコミュニティを出た世帯数

テーブル01.png<グンボ地区>

テーブル02.png<マハド地区>

テーブル03.png<ウェイステーション地区>

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