*「紛争の被害者を平和構築の担い手に」JCCPはアフリカ・中東の平和構築を支援する認定NPO法人です。 

南スーダン事業
専門家研修の様子

<2014年10月掲載>

6月から開始している「ジェンダーに基づく暴力(GBV)被害者支援・予防促進事業」での専門家研修の様子をお伝えします。9月2日に18名の警察官・弁護士・政府関係者・病院関係者・ソーシャルワーカー等を対象に研修が行われました。


GBV被害者に対して適切な支援が出来ているか、また課題は何かなどについて活発な話し合いが行われました。研修の理解度を測る為に、実際の事例についてどのように対応するか、グループに分かれての話し合いも実施しました。

専門家研修のようす1.pngグループ討論の様子
少女がレイプ被害に遭った際の対応についての事例について、
「どのように話を聞きますか?」との問いに関して「すぐに何が起こったのかについて聞くのではなく、やさしい言葉をかけ、彼女が落ち着いてからゆっくり話をしてもらう。」や「誰にも邪魔をされず、他者に話を聞かれないように、安全で少し離れた場所でカウンセリングを行う」等の回答があがりました。特に被害者のプライバシーを守った対応をすることについての理解は深く進んでいることが読み取れます。


今回の研修の中で課題として多く挙げられていたのは、司法に対する信頼がないこと、警察にどのように頼ったらいいか分からない人がいること、被害者が未成年である場合、父親に対しその被害を知らせるべきか、教えたくないと主張する被害者本人の意思に反して、知らせるべきなのか否か判断が難しい、などでした。父親に被害を知らせることで、加害者と結婚させられてしまうこともあるのです。様々な問題を共有・討議し、解決策が話し合われました。
専門家研修のようす2.png真剣な研修生の様子

GBV被害者は、精神的にも肉体的にも非常に苦しめられているため、きめ細やかで専門的な対応が必要です。このような研修を関係者が集まって行うことで、各自の理解を促し連携した質の高いサービスを提供することができるようになります。
被害者が希望を持って生きていけるための支援をすることが出来るのです。


この支援は、特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成と皆様からのご寄付によって行われています。