*「紛争の被害者を平和構築の担い手に」JCCPはアフリカ・中東の平和構築を支援する認定NPO法人です。 

南スーダン
国内避難民(IDP)への啓発の様子②―女性グループの活動

<2015年7月掲載>

GBV*は被害者が名乗り出にくい性質の為、なかなか被害の状況が表面に現れず支援が遅れてしまう傾向があります。
その為、コミュニティーの中でGBV被害者を守ることのできる環境や、すぐに誰かに相談できる状況作りが大切です。

201501-Women group のコピー.JPG女性グループの様子通常のGBVの啓発活動の他に、女性グループ(各約30人)が各キャンプで組織され、38回の活動が行われました。
彼女らは、得意の手作業を生かしてシーツへ刺繍をしたり、アクセサリーなどを作ったり、作り方を他の人に教えたりしながら、毎週集まって様々な話をする機会が与えられます。

この中で各自が情報収集をすることもあれば、皆の前でとにかく悩みを話す事でストレス軽減が出来たりします。
日本でいうと昔の井戸端会議のような状況でしょうか。
GBV専門家やソーシャルワーカー・フォーカルポイント達は、そのような自由におしゃべりをしている中からも、各自の様子を見守り、個別にサポートが必要な人がいれば別途手を差し伸べます。

グループの構成を部族毎に分けずにあえて混ぜた為、初めて他の部族と話をする機会が自然と生まれ、お互いを理解する為には、話すことが大切であると対話の重要さも感じとったようです。201501-bed sheet のコピー.JPGシーツに刺繍をする女性たち
若者や子どもの割合が多い南スーダンで、母親達の意識を変えることは、母親から子どもへ直接伝わる意味でも効果的です。
話し合いトピック選定の際に「平和構築について話したい」と、住民自らが提案する日がでるなど、女性も平和にとても関心があり活発な意見が交わされたそうです。

尚、作られた刺繍やアクセサリー等は、12月に行われたGBV被害撲滅キャンペーン(16 days of activism against GBV)などのイベントでも販売され、その売り上げの半分を使って、更に材料を仕入れるなど、収入源を少し得る事ができたケースも報告されています。

この支援は、特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成と皆様からのご寄付によって行われています。

*GBV=Gender Based Violence/ジェンダーに基づく暴力

寄付をする.gif寄付をする.gif