*「紛争の被害者を平和構築の担い手に」JCCPはアフリカ・中東の平和構築を支援する認定NPO法人です。 

ジュバ市近郊における学校での野菜栽培を通じた国内避難民と
ホストコミュニティ住民との対話と融和の促進事業

2016年3月から8月まで、南スーダンの首都ジュバで学校での野菜栽培を通じた民族間の関係改善事業を実施しました。

1 事業実施の背景

事業地であるグンボ地区は南スーダンの首都ジュバ市近郊にあり、その中にある国内避難民キャンプでは、激しい戦闘によって南スーダン全土から逃れてきた国内避難民およそ3500人が暮らしています。
グンボ地区は、民族の違いによる文化や言葉の違い、また国全体における政治的な対立関係に影響され、国内避難民同士、また国内避難民とホストコミュニティ住民との間でも、トラブルが生じやすい状態にありました。それに加えて、異常気象、食糧価格の高騰、国際的な支援の減少により、ジュバ市の食糧不足が深刻な状況になり、グンボ地区でも食糧をめぐるトラブルが急増していました。
このことは、子供たちにも影響を与えています。学校での暴力を伴う争いが週に3件は発生し、その半数以上が食べ物によるものでした。

2 事業概要

こうした状況の中JCCPは、共同で野菜栽培をすることによって、国内避難民とホストコミュニティ住民の関係を改善する事業を実施しました。
まず、グンボ地区にある小学校にサイエンス・クラブを作りました。クラブは国内避難民とホストコミュニティ住民双方から、子どもとその保護者らおよそ200名が集まって設立されました。このクラブが、事業の中心を担いました。
JCCPは、クラブに農具と農地を用意し、野菜栽培に取り組める環境を整えました。そのうえで、ジュバ大学などの専門機関から講師を呼び、野菜栽培研修を行い、クラブのメンバーが野菜栽培の基礎的な知識を習得できるようにしました。
また、野菜栽培を共同で行う上で起こりうるトラブルを平和的に解決できるように、JCCPの専門である紛争管理研修を実施しました。
事業を通じて、共同作業を行うことによる両者の対話と融和を効果的に促進することを目指しました。

この支援は、特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成と皆様からのご寄付によって行われています。




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