*「紛争の被害者を平和構築の担い手に」JCCPはアフリカ・中東の平和構築を支援する認定NPO法人です。

マイクロファイナンスを活用して事業を拡大するために

 2016年6月7日


ソマリアでは、マイクロファイナンス(小規模融資)が徐々に広まってきているものの、実際に利用している女性事業者はそれほど多くありません。3日間のマイクロファイナンス研修は、ボサソ市における小規模事業の拡大をめざして、女性事業者らが最新のマイクロファイナンスを利用しやすくなるようにと、企画されました。

この研修は、2016年5月14日から16日までの3日間、ソマリア北部プントランド州ボサソ市の商工会議所内の研修会場で、JCCPと現地提携団体である紛争暴力予防研究所(OCVP)およびプントランド商工会議所によって開催されました。30名の参加者のうち、28名が女性の小規模事業者で、 (1)マイクロファイナンスの基礎知識、(2)ビジネス入門(3)職場における紛争管理(4)起業論の4つのテーマが取り上げられました。

女性たちにも積極的に参加してもらうため、講師は参加者を3つの小さなグループに分け、自分のビジネスに関連がある問題について話し合うよう促しました。また、参加者がマイクロファイナンスについてより理解しやすくなるよう、具体的な事例を交えて説明しました。

2日目と3日目の冒頭では、講師が簡単なふりかえりの時間を設け、各人の理解度をはかりました。また、質疑応答を通して、参加者が十分に理解できなかった点を確認しました。

参加者26名からアンケートを回収した結果、研修によって小規模事業を経営するための知識やスキルを身につけることができたことが確認されました。さらに、回答者の96%が、研修中に主体的な参加や活発な議論が奨励されていた、研修の内容が自身のビジネスに役立つだろうと述べています。

また参加者はより効率的に事業を経営するため、自身の失敗談やノウハウを他の参加者と共有していました。グループディスカッションや休憩の時間も、参加者同士で小規模事業経営における最善の方法について議論に花をさかせていました。

ソマリア6月Flush.png