*「紛争の被害者を平和構築の担い手に」JCCPはアフリカ・中東の平和構築を支援する認定NPO法人です。

ソマリアの平和構築における女性の役割

<2014年9月>

ソマリアでは20年に及ぶ内戦で多くの男性が亡くなり、生き残った女性は家庭の主要な稼ぎ手とならざるを得ませんでした。例えば、ソマリア北部の港町ボサソの中央市場では、商売人の70%が女性だと言われています。

長いBossaso Market 12.jpg紛争を経て、伝統的な男女の役割が徐々に変化し、女性が社会で責任ある立場を任されるようになると、女性達は部族(クラン)の指導者に抗争をやめるよう要求したり、平和集会を開催したりし始めました。紛争や暴力の被害者であった女性たちが、平和を希求する声を挙げ、平和構築の担い手として行動しはじめたのです。

こうした女性たちの最新の動向を分析するため、ソマリア女性研究センター(SWSC)のシュクリア・ディニ博士は、JCCPと国際平和支援研修センター(IPSTC)と共に「ソマリアの平和構築における女性の役割」について現地調査を行いました。ディニ博士が首都モガディシオでソマリア連邦議会の議員3名を含む22名に聞き取り調査を行って得た貴重なデータは、IPSTCの研究者らが詳細に分析する予定です。

ディニ博士は9月に再来日の予定で、「女性が輝く社会に向けたシンポジウム」(9月12~14日)に参加します。今回の調査結果も紹介される見込みです。