*「紛争の被害者を平和構築の担い手に」JCCPはアフリカ・中東の平和構築を支援する認定NPO法人です。 

ケニア
女性や子どもが安心して暮らせるまちづくり

<2014年9月>

ケニアのマザレ地区では、女性や子どもの安全が脅かされています。犯罪や部族対立を軸にした争いが絶えず、女性や子どもが巻き込まれやすいのです。そこで女性や子どもの安全を守るために防犯パトロール隊が活動しています。

防犯パトロール隊への研修

JCCPではIMG_8438.jpg、女性や子どもの被害者が多いジェンダーに基づく暴力(GBV)に注目し、対策を強化しています。性暴力や性的虐待など、暴力の形態は様々です。2014年7月には、現地住民で組織された防犯パトロール隊の41名に対して、GBV上級研修を行いました。
全員がGBVの見分け方やGBVが起こる仕組みなど、前回のGBV基礎研修の内容をよく覚えていました。以前にJCCPの研修で学んだ知識が、いかに日々の防犯活動に役立っているか、それぞれが体験談を交えて披露してくれました。

今回の上級研修では、とくに紛争予防の視点を取り入れ、GBVを未然に防ぐのに有効な措置を学んでもらいました。事後対応に偏りがちなGBV対策に、予防のための活動が強化されていくことが期待されています。

住民の防犯意識の向上

実際に、ジェンダーに基づく暴力(GBV)を予防するためには、住民が危険を事前に察知して、自らリスクを回避する行動をとれるようになることも重要です。

マザレ地区では、危険スポットを示した地図200枚を配り、犯罪に遭わないための行動について周知徹底を図っています。アフリカらしい伝統的な踊りやパフォーマンス、デモ行進、各地域の平和大使らによるスピーチなどを通して、GBVを予防するために皆が協力することの重要性が、啓発イベントでは繰り返し説かれました。とくに男性の理解と協力は不可欠なので、より多くの住民にメッセージを届けることが大切です。

「手をとりあってGBVにNOと言おう(Join Hands and Say No to GBV)」というシンプルな呼びかけは、住民約500人の心に強く響いたようです。