*「紛争の被害者を平和構築の担い手に」JCCPはアフリカ・中東の平和構築を支援する認定NPO法人です。 

ケニア
早期警戒・早期対応研修のご報告:紛争を予防するために

 7月4日-5日の2日間、ナイロビ市マザレ・スラムの各地区から選抜された14名の男女が、早期警戒・早期対応の研修に参加しました。彼らはセキュリティ・フォーカルポイントとして、各地区で治安関連の情報収集を担当しています。ケニア早期警戒・早期対応研修のご報告.png


 早期警戒・早期対応とは、紛争を未然に防止するために重要なメカニズムです。具体的には、体系的かつ継続的に紛争の予兆を収集・検証・分析し、紛争予防の措置をとるために必要な情報を主要な意思決定者に提供したうえで適切な行動を促す仕組みです。東アフリカ地域には、CEWARN(Conflict Early Warning and Response Mechanism)という早期警戒・早期対応の枠組も存在しています。


 今回の研修の目的は、研修参加者がコミュニティ・レベルでの早期警戒・早期対応の重要性を理解し、紛争の予兆に関する情報を収集・検証・分析できるようになったうえで、紛争予防の具体的な措置をとるための課題を抽出することです。


 研修の前後に理解度テストを行ったところ、研修参加者の理解度が平均19%向上しました。さっそく「フィールドでのデータ収集方法を見直したい」という声も上がり、研修で学んだ知識が日々の活動にいかされ、コミュニティ・レベルでの紛争予防メカニズムがさらに発達・機能することが期待されています。