南スーダン:職業訓練に関する現地調査事業を開始します
<2014年3月掲載>
- JCCPでは、2014年3月31日より、南スーダン共和国の首都ジュバ市内において現地調査を開始します。昨年末以降の若者をとりまく経済・社会的環境や就業の実態、および職業訓練をはじめとする今後の若者支援に関して、現地に調査員を派遣してインタビュー調査やデータ収集を行います。本調査事業は民間資金で実施するものです。
- JCCPは、南スーダン共和国が独立する前の2010年より、首都ジュバにて若者への職業訓練・就業支援、また孤児たちに対する衛生啓発など、若者の自立と新たな国の発展に必要な支援事業をおこなってきました。しかし、昨年12月からの南スーダン共和国での戦闘と急激な治安悪化により、事業活動の遠隔運営を余儀なくされていました。
- このためJCCPでは、まず現在の若者を取り巻く経済・社会的環境や就業の実態を把握したうえで、いずれ治安情勢が大幅に改善された時に、職業訓練をはじめとしていかなる支援活動が若者に対して必要になるのか、2か月間の予定で現地調査を実施することにしました。
- 今回の現地調査は、主に下記の2点に絞って行われる予定です。
- ① 過去の職業訓練修了生の就業状況確認、および訓練修了生就職先への聞き取り調査。
- ➢訓練修了生の主な就業先は、首都ジュバ市内のホテルやレストランです。これらの大半は現在も通常営業していますが、今般の流動的な治安情勢によって、全体的な雇用状況に変化はないか、また就職した訓練修了生の雇用は引き続き維持されているか等を調査します。
- ② ホテル・レストラン等のサービス産業のみならず、今後に成長が見込まれる産業での将来的な雇用、それに関わる職業訓練や就業支援のニーズに関して調査します。
- また、現在JCCPでは南スーダン緊急支援をおこなっています。JCCPの南スーダン緊急支援にご協力下さい!
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