*「紛争の被害者を平和構築の担い手に」JCCPはアフリカ・中東の平和構築を支援する認定NPO法人です。 

Staff 紹介

在外代表:前ケニア・ソマリア代表 石井 由希子

経歴

国連に5年ほど勤務した後、政府機関や大学、国際NGOなどで平和構築に従事してきました。海外ではバルカン半島・中東・アフリカの紛争地に赴任しました。専門分野は難民や子どもなどのプロテクション(保護)ですが、ここ数年は管理職を務めています。

代表の仕事

重要なのは、組織を「代表する」業務です。例えば、事業資金を提供していただいている日本大使館や国際機関の担当者への進捗報告やより良い事業の進め方をめぐるご相談、主要な現地事業パートナーと課題や懸念を共有して依頼業務の修正を合意したり、現地の関連省庁の大臣に団体紹介および事業説明したうえでJCCPの活動に支持を取り付ける、など実に様々です。

ナイロビでは、機微に触れる政治的交渉だけでなく、PKO研修支援施設でのコース開講式のスピーチ、国際機関が主催するラウンド・テーブルへのパネル参加も行います。また平和構築や平和教育をはじめとする現地政府主導の政策形成に助言することもあります。したがってJCCPのミッションを十分に理解するだけでなく、専門分野に関する知見を十分に備え、それらを自分の言葉で表現できることがとても大事です。そして日本語や英語ときには現地語を駆使して、各国政府高官や知識人らと良好な関係を構築・維持する高度なコミュニケーション・スキルが求められます。

もちろん、管理職としての業務も大事です。現地職員のみならず、欧米出身の職員も含めた国際職員をあわせると合計10名ほどになるチームを統率せねばなりません。個人の能力を見極め、それを最大限に発揮してもらう環境やシステムを整え、JCCPで働くことを誇りに思ってもらえる努力を常にしています。異文化環境で国籍も宗教も性別も年代も異なる職員らをチームとしてまとめ上げるのは骨の折れる仕事ですが、日々学ぶことが多いのも事実です。人間として自らを成長させるには絶好の環境だと思います。

ナイロビで成し遂げたこと

隣国ソマリアで、新規事業を2件立ち上げました。JCCPは、日本のNGOとしては唯一ソマリア国内で現地拠点を持って活動しています。ほとんど活動基盤のない状況下で、まずは現地人脈を広げて情報収集を行い、パートナーシップを構築して事業運営体制を整え、治安の不安定な事業地での安全管理を行い、国際移住機関(IOM)のモニタリング評価パートナーとして事業の一部を実施、ジャパン・プラットフォームの助成事業では干ばつ被災者・ジェンダーに基づく暴力の被害者支援を実施しました。

そして活動開始1年後には現地政府の大臣から感謝状をいただき、JCCPの活動を認知していただくことができました。ソマリアとケニアの頻繁な往復は体力的にも精神的にもきついものでしたが、それまでの努力が報われたような気がします。

ナイロビの生活

週末は快適にリラックス出来るのが、ナイロビ駐在の良さです。安全管理上アパートの高層階に住んでいるため、ベランダからの眺望は最高です。安くて新鮮な野菜や果物を料理したり、近所の緑あふれるカフェで友人と話したり。毎週日曜日に開催されるマサイ・マーケットでは、アフリカの民芸品を熱心にすすめる売り子さんたちと仲良くなって、周辺国の文化・歴史や美術品について教えてもらったり。ナイロビには外国人が多く住んでいるので、メトロポリタンな都市という印象です。